Custom Yacht Project
ー カスタムヨットプロジェクトー




コア材の張り付け完了


サンドイッチ構造の中心となるコア材の張り付けが完了致しました。
それで、今何をしているかと言いますと、構造エンジニアが次のラミネート
チームに積層の指示をする為に印を付けてます。全体に一様の積層では
無く、ストレスが特にかかる部位とかですね。




良い仕事してますね。


バウの部分はまた別の仕事があります。それはまた後日。




バウの船底部は、鋭角で、無闇に丸くしてません。これで、海が荒れても
波当たりは柔らかくなります。ちょっとした事ですが、これでセールフィーリ
ングは全然違ってきます。但し、バウキャビンは少し狭くはなりますが、セ
ーリング重視なのです。そして、後部に行くに従って、フラットになって行き、
スピードが上がる要因になります。因みに、中央の四角い部分はキールの
設置個所です。

さて、この後はラミネーションが始まります。積層したらフェアリングして、
サンディングしてと、地味で、かなりきつい肉体労働が続きます。その仕
事が終わったら、ハルをひっくり返して、内側の作業に取り掛かります。

写真を見ると、まるで、木造艇の様に見えますが、これはあくまで中間の
コア材ですから、この上にグラスを積層したら、もっとそれらしく見えてき
ます。おっと、ハルの塗装はまだまだ先でした。

現在、オーナーにハルカラーをどうするか検討して頂いています。基本は
ホワイトと決めていますが、そのホワイトにも、いろいろな、微妙な違いの
バリエーションがあります。色も重要なヨット建造のひとつですから、オーナ
ーにも、いろいろ悩んで頂いていますが、それも楽しんで頂いているかと思
います。

では、次は地味なラミネーションのご報告を


2020年7月31日

以降、建造と供に更新していきます。

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